GOLDEN ROUND〜展覧会のお知らせ〜2017年3月4日(土)から26日(日)まで、 大井敏恭、末次弘明、林亨の展覧会をポルトギャラリーA(札幌市中央区)にて開催いたします。 ご高覧のほど、よろしくお願いいたします。 (企画・構成:塚崎美歩 林亨)3月4日(土…

群馬県近美 戦後日本美術の出発1945-1955

群馬県立近代美術館の展覧会 戦後日本美術の出発1945-1955−画家たちは「自由」をどう表現したか最終日かけこみ。 各章立て自体はこれまでにあった展覧会のテーマで、同時代性で集めたオムニバスの感じがあるのだけれど、作品のチョイスが良く楽しんだ。おお…

宇部ビエンナーレ /凹みスタディー

宇部ビエンナーレに凹みスタディーが出品されているようですね。 この機会に行ってみたい。谷口 顕一郎「宇部市のための凹みスタディ」 http://www.ube-museum.jp/modules/pico/content0124.html 会期/2015年10月4日(日)〜11月29日(日) 9:00〜17:00 10…

東近美 コレクション展 藤田嗣治 全収蔵作品

(2015年10月18日)藤田嗣治の戦争画の色あいを味わいたくて、国立近代美術館へ。傷口に沈むようなカラーフィールド。鉄錆のような赤みのブラウンを薄く重ねた濃淡は生身の暖もりで前線のショットを包む。歴史画の戦局は甘いような鉄の匂いに包まれて、傷口を…

土で描く ワークショップ

(2015年10月18日) 藤沢市アートスペースの展覧会関連ワークショップ 米山幸助「土で描く」に行ってきました! 藤沢の海岸の砂、畑の土、河原の石などから灰色、黄色、赤、緑とさまざまな色ができて、にかわで練ると絵の具になっちゃうという、王道だけど発…

玉川大学教育博物館「静岡聖ハリストス正教会寄贈 山下りん・日比和平が描いたイコン」

(2015年10月17日)玉川大学教育博物館にて「静岡聖ハリストス正教会寄贈 山下りん・日比和平が描いたイコン」。山下りんは笠間市に生まれた日本初のイコン画家。工部美術学校にてフォンタネージの指導を受けたのち、ロシアでイコンの技法を学ぶ。帰国後、神田…

朝倉摂展ギャルリー・パリ(横浜・関内)

ギャルリー・パリの朝倉摂展へ。 http://www.galerieparis.net/guide.html 空間に食まれるようなヌード素描、良かったなー。 その背に載せた荷が石の重量でも、まだ優雅なポーズから逃れることは出来ない。絵筆を武器にして、彫刻から舞台へとページをめくる…

Work In Progressプロジェクト報告展「Timeless 2: 時の回廊」開催について

私の参加しているプロジェクトによる展覧会のご案内です。 DMでのご案内も追ってさせていただきます。 よろしくお願いいたします。 ↓ ■Work In Progressプロジェクト報告展「Timeless 2: 時の回廊」開催について 北翔大学美術研究プロジェクト2年の成果報…

絵画の場合2012 最終章についての論考が掲載されました。

展覧会「絵画の場合 2012 最終章」の図録が発行されています。 「絵画の場合 2012 最終章」についての短い論考が掲載されています。 この展覧会については、短い論考と長い論考の2編を執筆しました。長い論考は北方圏学術センターポルトの2013年度 研究報告…

水表現とジェンダー

先日、水の表現を始めた作家の作品をテーマに議論とインタビューをしたときに、女性から見た水の表現についての話が出たのだけれど、うまく聞き取れなかった部分があり、反省している。 子宮的な世界観のことを指していたと思うのだけれど、自分にはそれを思…

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。 難多く始まった年を越すことが出来た喜びを感じています。昨年は、美しく面白いものに出会え、新しい知識や方法を知ることができ、会いたかった方にも会え、振り返ってみれば贅沢な1年になりました。いろいろなことをご教…

十勝へ

回想、クリスマス休暇

・回想。透けるように薄い磁器製の薄い透かし細工の器をガラスケースから両手でそっと持ち上げて、毛足の短い絨毯が敷かれた床に置き、写真を撮影してから、再び同じ場所に戻した。・回想。落ちて壊れてしまったガラスを女性らが集まって片づける。・回想、…

Nobuyoshi Araki... "When I first heard the diagnosis of cancer, I felt embarrassed," Araki said. "My photos are my diary. So, I included some of (the scars of) my operation in this collection." http://www.asahi.com/english/Herald-asahi/TKY…

格子に鳥

12月7日。きれんじゃく、かなあ。群れが木にとまっていたのだけれど、カメラを取りに行っているうちに飛びたってしまった。

日曜の予定

○「はな展 四季の花 幻想の華」2009.11.20(金)〜2010.1.13(水)北海道立帯広美術館 Hokkaido Obihiro Museum of Art(Prefectural Museums of Hokkaido) http://www.dokyoi.pref.hokkaido.jp/hk-obimu/index1.html展示リストはかなり錚々たるメンバーです…

木曜。

手探りながら、教えたことのないこと、まだあまり知らないことを教える準備、お手伝い。なのに今回は、なんだか楽しめそうな気がします。こういう感覚は、初めてかもしれない。(以前は、不確定な要素は嫌だった。)土曜。作家さんのお手伝いで、こどもに彫刻…

水曜。

・ヒラマ画廊、チャリティー展。高校で教えをうけた美術の先生の作品がお目当てで行ってきた。なんだかどの作品もよかった。絵画は、彫刻をしているひとらしく、確かなデッサン力でシルエットを捉えた馬や建築が、水の中に浮かんでいるような、不思議な浮遊…

土曜。

・土曜、清澄白川。 足早に展覧会場に向かう道、呼ぶ声がする。何年も会っていなかったひとが笑顔で手を振っているのが見えた。前回は、芳名録にその名前を見かけるのみだったから、前よりも元気そうな顔が見られてよかった。映画を勉強し始めているというの…

水曜。

・物故(真新しい)。一度、物故作家に目が行くと一転、なかなか受け入れられなかった人の死が心やすい出来事に感じられてくる。手に取れなかった作品集をやっと開くことができそうだ。・回想。磁器製の薄い透かし細工の器をガラスケースから両手でそっと持ち…

火曜。

・遺品。そのひとがすでに死んでいるので、安らぎを感じる。初めから終わりまで見渡せ、その人生から歴史とのつながりをひも解いてゆける。そのひとを尊敬し、大切に思っていたひとの気持ちを指先に感じて、厳粛な感情を抱く。ただ与えられた不思議な縁に感…

『空薫』―よくある話(5月26日の日記)

○2009年5月26日 (他で書いた日記を転載します) 体を冷やしたためにいつもの頭痛に悩まされた週末、どうしてもふと、大塚楠緒子の『空薫』(そらだき)が読みたくなった。 夏目漱石と大塚保治(『吾輩は猫である』迷亭のモデルであり、明晰な美学者)を繋ぐ蝶つが…

宿営

朝。とても冷え込み、雪はいまだ積もらず。「寒さで薔薇がみんな枯れてしまったかもしれない。」というのを聞いて、蕾に降る雪は、寒さから枝を守る暖かな衣だったことに気がついた。蕾に降る雪をみて感じた先月の悲しみは、いかにも甘いと恥ずかしさに微笑…

旭川、三六街セブンビル

旭川、3日木曜6時。・最近読んでいる漫画は、銀座を舞台にしたものだったり、九州を舞台にしたものだったりするのだけれど、どれもその街の顔となる建築物を丁寧に描いているので、郷愁を感じ共感してしまう。出てくる建築群は、名建築でもいわゆる絵葉書的…

2009チャリティー展 12月15日(火)〜

先日伺ったカフェ花みずきさんでいただいたDMから。行ってみようと思います。■2009チャリティー展 日時:2009年12月15日(火)〜12月25日(金)10:00〜18:00 場所:ヒラマ画廊(旭川市2条8丁目左1号仲通2F) ・出品作家の方がた(敬称省略) 阿部香奈恵 新井絹恵 …

Art of happiness〜美と書のハーモニー

○ 11月22日、日曜日。 高校の同級生から告知いただきました。来週あたり伺います。北海道内で教職についている方がたの展示のようです。 ■Art of happiness 美と書のハーモニー 場所:cafe花みずき(旭川市2条3丁目右3号仲)にて 会期:11月24日(火)〜12…

GOLDEN COMPETITION 09' 入選者作品展

とても好きな作風の絵画を制作している札幌の美術作家 山本雄基さんの作品が、U35賞を受賞されたそうです。…この展示、見たい。ご本人は、最近の傾向を「地味」とおっしゃっていますが、濃密な遊び心があふれていて強いです。 ■GOLDEN COMPETITION 09' 入選…

公園の小さな建物。

11月13日、金曜。・冬支度と旅の準備。夢のようだったいっかげつがひと段落してちょっと虚しいのだけれど、来月の旅が待ち遠しい。 ・まちに向かって歩けば、左手に背の高い針葉樹がつくるカーテンの裾から、アーミーグリーン一色のジープがきれいに並ぶ様子…

今週の気になるニュース。

古いニュース、2件。妹島和世氏がベネチア・建築ビエンナーレの総合ディレクターになるというニュースが気になった。ウェブ版アート・フォーラムのニュース欄よりコンセプトについての記述。訳してなくてごめんなさい。 Sejima’s concept for the biennale i…

銅、ステンレス、木、手。

11月のある一日のこと。 念願だった、鉄塊の運搬。それによる筋肉痛。 金属の塊は人の体よりもわずかに、あるいはかなり重く、そして硬いために、思っていた以上に運ぼうとする人の指や足を破損させてしまう危険がある。運ばれる鉄片にとっては、木片は軽く…