美術

GOLDEN COMPETITION 09' 入選者作品展

とても好きな作風の絵画を制作している札幌の美術作家 山本雄基さんの作品が、U35賞を受賞されたそうです。…この展示、見たい。ご本人は、最近の傾向を「地味」とおっしゃっていますが、濃密な遊び心があふれていて強いです。 ■GOLDEN COMPETITION 09' 入選…

銅、ステンレス、木、手。

11月のある一日のこと。 念願だった、鉄塊の運搬。それによる筋肉痛。 金属の塊は人の体よりもわずかに、あるいはかなり重く、そして硬いために、思っていた以上に運ぼうとする人の指や足を破損させてしまう危険がある。運ばれる鉄片にとっては、木片は軽く…

ビルエントランス、平面。

8月、東京ミッドタウン。ピーター・ツィンマーマン≪scope≫2004年。インターネットなどから得た画像を抽象化して描く作家だそうです。*1エポキシ樹脂のレイヤーがきれいです。織目の見える淡白な白い下地の余白を残している点は、書道みたいだし、光沢を保っ…

「庭作品」。

2009年9月23日、埼玉県、遠山記念館。長沢英俊≪夢うつつの庭≫。

人物像、木彫、美術館。

8月30日、中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館、船越桂≪点の中の距離≫。

人物像、遊歩道。

10月27日17:00PM、旭川7条緑道、加藤 顕清≪男子座裸像≫。Kensei Kato≪sitting nude statue≫

人物像、遊歩道。

10月25日3:00PM、札幌宮の森緑地遊歩道、本郷新≪鳥を抱く女”朝”≫。

SAG Introduction 2

札幌アーティストギャラリーの展覧会<SAG Introduction 2>*1のご案内をスタッフならびに取扱い作家の方々からいただきました。今回は札幌市内のギャラリーで取扱い作家の紹介があるようですね。札幌の造形作家を紹介する活動も数年間にわたり、取り扱い作…

画廊まわりとはしご

9/12(土) 2:00pm 沖縄と札幌在住の方に銀座のギャラリーをご案内。有楽町スタート、3時間で30件弱のペース配分。 ギャラリーうえすと 藍画廊(銀座1-5-2)郄馬浩展8/31-9/12 なびす画廊(銀座1-5-2)大森博之展9/7-9/19 アートスペース羅針盤(京橋3-5-3)…

「‘文化’資源としての炭鉱2」

第69回Cafe Talk + Tadashi KAWAMATA:「‘文化’資源としての炭鉱2」 7月30日(木)キートン山田(俳優・声優・ナレーター)+川俣正 ゲストはお二人とも北海道の炭鉱町出身。三笠の炭鉱町で若い頃を過ごしたお二人がその頃の情景を子細に語る。炭鉱育ちがこ…

加賀美恵美展

2009年6月25日〜7月5日いず画廊(銀座)にて。 長い間アップできず、すみません。初出展から4年という短期間で全道展会友になった北海道富良野市在住の作家 加賀美恵美さんが、銀座で初個展を開いているというお話を伺い、いず画廊へ。 北海道新聞富良野版に…

上田和彦展「Investiture Controversy」

展示は、吉祥寺A-Thingsにて7月19日(日)まで。 上田和彦は、作品を描くときには縦のまま向きを変えないという。ある建築家が彼の絵を見て「室内空間みたいだ」といったことが印象的だ。長い筆触は、一定の角度をつけて垂直に立てられた骨組としても見立て…

岡崎乾二郎展鑑賞日記

1.5月16日 2004年から2007年あたりの岡崎乾二郎の絵画を私は見たことがなかったのだけれど、幸運なことに、5月からその時期を回顧する絵画展が続いている。南天子画廊での常設展では、2000年の72×90㎝(入って右の小部屋)、2003年あたり(?)の2点組、2004…

【Q&A】ロスコ展―高さについて

●5月17日の日記―――川村記念美術館「マーク・ロスコ 瞑想する絵画」展についての感想。 ロスコのシーグラム絵画の落ち着き先をどうするかという手紙が展示されており、荒々しさと丁寧さとの間の緊張感に溜息。行間に、落胆や責任感や刃物の甘い囁きを妄想し、…

【レクチャー報告】「組立」対話企画 上田和彦 × 林道郎〈筆触・イメージ・身体〉 後半

■ブライス・マーデン―持続するストローク マーデンは、東洋と漢字の影響が強い作家で、漢字をモチーフに描いた。とりわけ、東洋の人が、筆順に沿って書を見るようなプロセスを追う見方は、印象派などの絵画の筆触を目で追ってゆく見方とパラレルなものである…

【レクチャー報告】「組立」対話企画 上田和彦 × 林道郎〈筆触・イメージ・身体〉前半

先月開催されたレクチャーの長めのメモ(?)を冒頭分だけ掲載します。 - ■「組立」対話企画 上田和彦 × 林道郎〈筆触・イメージ・身体〉 2009年4月4日(土)18:00〜 photographers' gallery 東京都新宿区新宿2丁目16-11-401(サンフタミビル4F) - 1.導入部 …

わたしと風景が交叉する場―小林麻美「風景がわたしを見ている気がする」展

昨年、作家自身からの依頼で書かせていただいた文章をこちらに転載します。ここしばらく考えていることと重なる部分があって、ここに置いておきたくなりました。偶然ですが、昨年の今日から始まった展示です。 ■わたしと風景が交叉する場―小林 麻美展 画面中…

【レクチャー報告】5月1日、CAMPのトークイベント

5月1日、CAMPのトークイベントに行ってきました。かなり遅刻して行ったので、後半のみのレポートです。 - 「いち編集者が見た美術界のこと、あれこれ」 細川英一(『アートコレクター』編集者) ゲスト: 天明屋尚(ネオ日本画家) ゆりん(タレント・声優) 20…

展報―佐佐木方斎 メタレリーフ展 1

1.佐佐木方斎の仕事 佐佐木方斎は、北海道大学で数学を研究しながら画業に入り、80年代から90年代初頭まで絵画、版画、出版、展覧会企画、カフェ・展示スペースやネットでの仮想スペースの運営など、さまざまなメディアと社会的枠組を駆使した活動を繰り広げ…

佐佐木方斎展「メタレリーフ」

佐佐木方斎展「メタレリーフ」展 テンポラリースペース(札幌) 2009年4月7日(火)〜17日(金)3回の展示のうち、最終回になるのが2009年展。これから行くのだけれど、予備知識があまりなく、不安だ。80年から84年くらいの状況の何に自分が魅かれているのか、まだ…