ビルエントランス、平面。


8月、東京ミッドタウン。ピーター・ツィンマーマン≪scope≫2004年。

インターネットなどから得た画像を抽象化して描く作家だそうです。*1エポキシ樹脂のレイヤーがきれいです。織目の見える淡白な白い下地の余白を残している点は、書道みたいだし、光沢を保った不透明・透明の樹脂層を重ねることで、写真の表面のように、無機的でなまなましく濡れていて、同時に漆細工のように工芸的な質感が出ている点が面白いです。絵の具層は1〜5層くらいでしょうか。

白い余白があまり見えない作品も多いようですが、このチョイスが好きですね。彫刻だと、作家のHPにもあるラタンの作品も気になる。
≪2d3d≫2001
http://www.susanne-thiemann.de/2d3d.html

作家のHP
http://www.peterzimmermann.com/

今年9月には、ドイツのgalerie michael janssenにて絵画と同じタイプで床を使った作品を展示したよう。床抽象。
http://www.galeriemichaeljanssen.de/