2009-01-01から1年間の記事一覧

十勝へ

回想、クリスマス休暇

・回想。透けるように薄い磁器製の薄い透かし細工の器をガラスケースから両手でそっと持ち上げて、毛足の短い絨毯が敷かれた床に置き、写真を撮影してから、再び同じ場所に戻した。・回想。落ちて壊れてしまったガラスを女性らが集まって片づける。・回想、…

Nobuyoshi Araki... "When I first heard the diagnosis of cancer, I felt embarrassed," Araki said. "My photos are my diary. So, I included some of (the scars of) my operation in this collection." http://www.asahi.com/english/Herald-asahi/TKY…

格子に鳥

12月7日。きれんじゃく、かなあ。群れが木にとまっていたのだけれど、カメラを取りに行っているうちに飛びたってしまった。

日曜の予定

○「はな展 四季の花 幻想の華」2009.11.20(金)〜2010.1.13(水)北海道立帯広美術館 Hokkaido Obihiro Museum of Art(Prefectural Museums of Hokkaido) http://www.dokyoi.pref.hokkaido.jp/hk-obimu/index1.html展示リストはかなり錚々たるメンバーです…

木曜。

手探りながら、教えたことのないこと、まだあまり知らないことを教える準備、お手伝い。なのに今回は、なんだか楽しめそうな気がします。こういう感覚は、初めてかもしれない。(以前は、不確定な要素は嫌だった。)土曜。作家さんのお手伝いで、こどもに彫刻…

水曜。

・ヒラマ画廊、チャリティー展。高校で教えをうけた美術の先生の作品がお目当てで行ってきた。なんだかどの作品もよかった。絵画は、彫刻をしているひとらしく、確かなデッサン力でシルエットを捉えた馬や建築が、水の中に浮かんでいるような、不思議な浮遊…

土曜。

・土曜、清澄白川。 足早に展覧会場に向かう道、呼ぶ声がする。何年も会っていなかったひとが笑顔で手を振っているのが見えた。前回は、芳名録にその名前を見かけるのみだったから、前よりも元気そうな顔が見られてよかった。映画を勉強し始めているというの…

水曜。

・物故(真新しい)。一度、物故作家に目が行くと一転、なかなか受け入れられなかった人の死が心やすい出来事に感じられてくる。手に取れなかった作品集をやっと開くことができそうだ。・回想。磁器製の薄い透かし細工の器をガラスケースから両手でそっと持ち…

火曜。

・遺品。そのひとがすでに死んでいるので、安らぎを感じる。初めから終わりまで見渡せ、その人生から歴史とのつながりをひも解いてゆける。そのひとを尊敬し、大切に思っていたひとの気持ちを指先に感じて、厳粛な感情を抱く。ただ与えられた不思議な縁に感…

『空薫』―よくある話(5月26日の日記)

○2009年5月26日 (他で書いた日記を転載します) 体を冷やしたためにいつもの頭痛に悩まされた週末、どうしてもふと、大塚楠緒子の『空薫』(そらだき)が読みたくなった。 夏目漱石と大塚保治(『吾輩は猫である』迷亭のモデルであり、明晰な美学者)を繋ぐ蝶つが…

宿営

朝。とても冷え込み、雪はいまだ積もらず。「寒さで薔薇がみんな枯れてしまったかもしれない。」というのを聞いて、蕾に降る雪は、寒さから枝を守る暖かな衣だったことに気がついた。蕾に降る雪をみて感じた先月の悲しみは、いかにも甘いと恥ずかしさに微笑…

旭川、三六街セブンビル

旭川、3日木曜6時。・最近読んでいる漫画は、銀座を舞台にしたものだったり、九州を舞台にしたものだったりするのだけれど、どれもその街の顔となる建築物を丁寧に描いているので、郷愁を感じ共感してしまう。出てくる建築群は、名建築でもいわゆる絵葉書的…

2009チャリティー展 12月15日(火)〜

先日伺ったカフェ花みずきさんでいただいたDMから。行ってみようと思います。■2009チャリティー展 日時:2009年12月15日(火)〜12月25日(金)10:00〜18:00 場所:ヒラマ画廊(旭川市2条8丁目左1号仲通2F) ・出品作家の方がた(敬称省略) 阿部香奈恵 新井絹恵 …

Art of happiness〜美と書のハーモニー

○ 11月22日、日曜日。 高校の同級生から告知いただきました。来週あたり伺います。北海道内で教職についている方がたの展示のようです。 ■Art of happiness 美と書のハーモニー 場所:cafe花みずき(旭川市2条3丁目右3号仲)にて 会期:11月24日(火)〜12…

GOLDEN COMPETITION 09' 入選者作品展

とても好きな作風の絵画を制作している札幌の美術作家 山本雄基さんの作品が、U35賞を受賞されたそうです。…この展示、見たい。ご本人は、最近の傾向を「地味」とおっしゃっていますが、濃密な遊び心があふれていて強いです。 ■GOLDEN COMPETITION 09' 入選…

公園の小さな建物。

11月13日、金曜。・冬支度と旅の準備。夢のようだったいっかげつがひと段落してちょっと虚しいのだけれど、来月の旅が待ち遠しい。 ・まちに向かって歩けば、左手に背の高い針葉樹がつくるカーテンの裾から、アーミーグリーン一色のジープがきれいに並ぶ様子…

今週の気になるニュース。

古いニュース、2件。妹島和世氏がベネチア・建築ビエンナーレの総合ディレクターになるというニュースが気になった。ウェブ版アート・フォーラムのニュース欄よりコンセプトについての記述。訳してなくてごめんなさい。 Sejima’s concept for the biennale i…

銅、ステンレス、木、手。

11月のある一日のこと。 念願だった、鉄塊の運搬。それによる筋肉痛。 金属の塊は人の体よりもわずかに、あるいはかなり重く、そして硬いために、思っていた以上に運ぼうとする人の指や足を破損させてしまう危険がある。運ばれる鉄片にとっては、木片は軽く…

空港、木彫りの熊。

10月1日、藤原吉美氏の木彫りの熊。 「スゴイ木彫りの熊がある!」とのうわさを聞いて旭川空港へ駆けつけました。それは「木彫藤原」藤原吉美氏作の熊です。 展示キャプションより。 1949年 上川郡東神楽町生まれ。 1964年 旭川市にて木彫り業界に入る。 196…

ビルエントランス、平面。

8月、東京ミッドタウン。ピーター・ツィンマーマン≪scope≫2004年。インターネットなどから得た画像を抽象化して描く作家だそうです。*1エポキシ樹脂のレイヤーがきれいです。織目の見える淡白な白い下地の余白を残している点は、書道みたいだし、光沢を保っ…

からふとのかたち

それは池のかたち。神社にはからふとのかたちをした池があるということです。 その名も樺太池といいます。 その計画意図はこのようなものでした。昭和初期。 樺太池と北海道池の間を通っているらしい太鼓橋はこんな感じ。写真でみると小さな神社のように見え…

11月2日2:00、旭川。煉瓦に薔薇。

11月2日2:00、旭川。紫陽花に雪。花に雪が降るのを恐れていたこと。北海道に降り立つと、温室育ちのハイビスカスが咲いていた。次の日には雪虫がその葉に翅を休めているのを見つけて憂鬱な気分になった憶えがある。せっかく咲いたのに雪…馴染みのない場所に…

11月2日2:00、旭川。イチイに雪。故人が愛したもの。きのうの朝、私は慌ただしく出入りする人の気配で目を覚ました。故人は盆栽を大切にしており、大金を積むといわれても譲ることはなかった。そのいわくつきの盆栽が深夜の雪で折れ、残された者たちは故人…

「庭作品」。

2009年9月23日、埼玉県、遠山記念館。長沢英俊≪夢うつつの庭≫。

人物像、木彫、美術館。

8月30日、中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館、船越桂≪点の中の距離≫。

人物像、遊歩道。

10月27日17:00PM、旭川7条緑道、加藤 顕清≪男子座裸像≫。Kensei Kato≪sitting nude statue≫

人物像、遊歩道。

10月25日3:00PM、札幌宮の森緑地遊歩道、本郷新≪鳥を抱く女”朝”≫。

「花はどこへいった」

10月23日、金曜日。 旭川市公会堂で「花はどこへいった」というドキュメンタリーフィルムを見た。 映画は、ベトナム戦争時代の枯葉剤、エイジェント・オレンジの被害と現状が、この映画が初の長編になる坂田雅子さんの視点から語られるというもの。70年に京…