空港、木彫りの熊。

10月1日、藤原吉美氏の木彫りの熊。 「スゴイ木彫りの熊がある!」とのうわさを聞いて旭川空港へ駆けつけました。それは「木彫藤原」藤原吉美氏作の熊です。 展示キャプションより。 1949年 上川郡東神楽町生まれ。 1964年 旭川市にて木彫り業界に入る。 196…

ビルエントランス、平面。

8月、東京ミッドタウン。ピーター・ツィンマーマン≪scope≫2004年。インターネットなどから得た画像を抽象化して描く作家だそうです。*1エポキシ樹脂のレイヤーがきれいです。織目の見える淡白な白い下地の余白を残している点は、書道みたいだし、光沢を保っ…

からふとのかたち

それは池のかたち。神社にはからふとのかたちをした池があるということです。 その名も樺太池といいます。 その計画意図はこのようなものでした。昭和初期。 樺太池と北海道池の間を通っているらしい太鼓橋はこんな感じ。写真でみると小さな神社のように見え…

11月2日2:00、旭川。煉瓦に薔薇。

11月2日2:00、旭川。紫陽花に雪。花に雪が降るのを恐れていたこと。北海道に降り立つと、温室育ちのハイビスカスが咲いていた。次の日には雪虫がその葉に翅を休めているのを見つけて憂鬱な気分になった憶えがある。せっかく咲いたのに雪…馴染みのない場所に…

11月2日2:00、旭川。イチイに雪。故人が愛したもの。きのうの朝、私は慌ただしく出入りする人の気配で目を覚ました。故人は盆栽を大切にしており、大金を積むといわれても譲ることはなかった。そのいわくつきの盆栽が深夜の雪で折れ、残された者たちは故人…

「庭作品」。

2009年9月23日、埼玉県、遠山記念館。長沢英俊≪夢うつつの庭≫。

人物像、木彫、美術館。

8月30日、中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館、船越桂≪点の中の距離≫。

人物像、遊歩道。

10月27日17:00PM、旭川7条緑道、加藤 顕清≪男子座裸像≫。Kensei Kato≪sitting nude statue≫

人物像、遊歩道。

10月25日3:00PM、札幌宮の森緑地遊歩道、本郷新≪鳥を抱く女”朝”≫。

「花はどこへいった」

10月23日、金曜日。 旭川市公会堂で「花はどこへいった」というドキュメンタリーフィルムを見た。 映画は、ベトナム戦争時代の枯葉剤、エイジェント・オレンジの被害と現状が、この映画が初の長編になる坂田雅子さんの視点から語られるというもの。70年に京…

雨の公園。

10月20日5時半、春光園、バス待ち。

おなじ庭。

2009年10月19日夕刻、神居、薔薇の実とコンクリート塀。

ある庭。

2009年10月19日夕刻、神居、薔薇と巴旦杏。

SAG Introduction 2

札幌アーティストギャラリーの展覧会<SAG Introduction 2>*1のご案内をスタッフならびに取扱い作家の方々からいただきました。今回は札幌市内のギャラリーで取扱い作家の紹介があるようですね。札幌の造形作家を紹介する活動も数年間にわたり、取り扱い作…

本日、北緯45度近辺に引っ越します。

仕事の都合で北海道の旭川に引っ越すことになりました。 引っ越しに伴い、ブログもマイナーチェンジします。 今後とも、よろしくお願いいたします。

画廊まわりとはしご

9/12(土) 2:00pm 沖縄と札幌在住の方に銀座のギャラリーをご案内。有楽町スタート、3時間で30件弱のペース配分。 ギャラリーうえすと 藍画廊(銀座1-5-2)郄馬浩展8/31-9/12 なびす画廊(銀座1-5-2)大森博之展9/7-9/19 アートスペース羅針盤(京橋3-5-3)…

「‘文化’資源としての炭鉱2」

第69回Cafe Talk + Tadashi KAWAMATA:「‘文化’資源としての炭鉱2」 7月30日(木)キートン山田(俳優・声優・ナレーター)+川俣正 ゲストはお二人とも北海道の炭鉱町出身。三笠の炭鉱町で若い頃を過ごしたお二人がその頃の情景を子細に語る。炭鉱育ちがこ…

20090718-0719

土曜。 ギャラリーマキで7月20日から8月1日まで開催している展示のオープニングシンポジウム ○「アトミックサンシャイン」沖縄展の検閲に抗議する! というものだった。 思ったよりも現実的なラインの話を聞くことができて、なるほどと納得。 日曜。 ○第82回…

加賀美恵美展

2009年6月25日〜7月5日いず画廊(銀座)にて。 長い間アップできず、すみません。初出展から4年という短期間で全道展会友になった北海道富良野市在住の作家 加賀美恵美さんが、銀座で初個展を開いているというお話を伺い、いず画廊へ。 北海道新聞富良野版に…

上田和彦展「Investiture Controversy」

展示は、吉祥寺A-Thingsにて7月19日(日)まで。 上田和彦は、作品を描くときには縦のまま向きを変えないという。ある建築家が彼の絵を見て「室内空間みたいだ」といったことが印象的だ。長い筆触は、一定の角度をつけて垂直に立てられた骨組としても見立て…

岡崎乾二郎展鑑賞日記

1.5月16日 2004年から2007年あたりの岡崎乾二郎の絵画を私は見たことがなかったのだけれど、幸運なことに、5月からその時期を回顧する絵画展が続いている。南天子画廊での常設展では、2000年の72×90㎝(入って右の小部屋)、2003年あたり(?)の2点組、2004…

【Q&A】ロスコ展―高さについて

●5月17日の日記―――川村記念美術館「マーク・ロスコ 瞑想する絵画」展についての感想。 ロスコのシーグラム絵画の落ち着き先をどうするかという手紙が展示されており、荒々しさと丁寧さとの間の緊張感に溜息。行間に、落胆や責任感や刃物の甘い囁きを妄想し、…

【レクチャー報告】「組立」対話企画 上田和彦 × 林道郎〈筆触・イメージ・身体〉 後半

■ブライス・マーデン―持続するストローク マーデンは、東洋と漢字の影響が強い作家で、漢字をモチーフに描いた。とりわけ、東洋の人が、筆順に沿って書を見るようなプロセスを追う見方は、印象派などの絵画の筆触を目で追ってゆく見方とパラレルなものである…

【レクチャー報告】「組立」対話企画 上田和彦 × 林道郎〈筆触・イメージ・身体〉前半

先月開催されたレクチャーの長めのメモ(?)を冒頭分だけ掲載します。 - ■「組立」対話企画 上田和彦 × 林道郎〈筆触・イメージ・身体〉 2009年4月4日(土)18:00〜 photographers' gallery 東京都新宿区新宿2丁目16-11-401(サンフタミビル4F) - 1.導入部 …

わたしと風景が交叉する場―小林麻美「風景がわたしを見ている気がする」展

昨年、作家自身からの依頼で書かせていただいた文章をこちらに転載します。ここしばらく考えていることと重なる部分があって、ここに置いておきたくなりました。偶然ですが、昨年の今日から始まった展示です。 ■わたしと風景が交叉する場―小林 麻美展 画面中…

【レクチャー報告】5月1日、CAMPのトークイベント

5月1日、CAMPのトークイベントに行ってきました。かなり遅刻して行ったので、後半のみのレポートです。 - 「いち編集者が見た美術界のこと、あれこれ」 細川英一(『アートコレクター』編集者) ゲスト: 天明屋尚(ネオ日本画家) ゆりん(タレント・声優) 20…

展報―佐佐木方斎 メタレリーフ展 1

1.佐佐木方斎の仕事 佐佐木方斎は、北海道大学で数学を研究しながら画業に入り、80年代から90年代初頭まで絵画、版画、出版、展覧会企画、カフェ・展示スペースやネットでの仮想スペースの運営など、さまざまなメディアと社会的枠組を駆使した活動を繰り広げ…

佐佐木方斎展「メタレリーフ」

佐佐木方斎展「メタレリーフ」展 テンポラリースペース(札幌) 2009年4月7日(火)〜17日(金)3回の展示のうち、最終回になるのが2009年展。これから行くのだけれど、予備知識があまりなく、不安だ。80年から84年くらいの状況の何に自分が魅かれているのか、まだ…